南国台中もようやく秋の訪れを感じるくらい涼しくなってきました。日差しは相変わらず強いですが、朝晩結構涼しくなってきましたね。鬼月(農暦7月)が終わり中秋節が近づいてきました。
そんな中久しぶりに風邪を引いてしまいました。
金曜日から寝込んでいたのですが、彼女が鬼月が終わるので拜拜(道教のお祈り)をするから、そのお供え物を買いに行くので付き合えと言われ万全ではない体にムチを打って買い出しに行ってきました。
台湾では鬼月(農暦7月)になると鬼門が開かれるそうで、そこから兄弟(祖先や色んな霊)が降りてくると言われています。なので鬼月が始まると台湾中の会社、工場、家庭で拜拜(道教のお祈り)をしてお供え物を準備して兄弟達に食べてもらう習わしがあります。これは道教の習慣なので他の宗教では行われません。
鬼月中は兄弟達が降りてくるので、結婚、旅行、引越しなどが敬遠されやすいです。大人しくしていたほうが無難な訳ですね。
台湾には多数の宗教がありますが、道教が最も一般に染み込んでいるんではないかと思います。
特に個人で商売をしている人はマメに拜拜をやってますね。田舎であれば田舎であるほど内容が濃いと思います。
今回買い出しに沙鹿から東海大学の近所の台糖ショッピングモールに行って来ました。
ここはNOVA(電気ショップ)や家具のニトリなど有名テナントが入っているので多くの人で賑わっていました。
龍井、沙鹿辺りに住んでいる方はわざわざ台中市内まで行かなくてもここに来ればそこそこ買い物が楽しめるのでお勧めです。
彼女はお供え物を買うと言いながら、日用品までごっそり買ってましたね。2時間も買い物してましたよ。
僕は体調が悪くてしんどかったので、天使(彼女の娘)と一緒にニトリの展示ソファーで寝そべってぐったりしてました。
ニトリさんごめんなさい。次回お金がある時に購入させて頂きます。
日曜日になってようやく体調が復活してきたので、午後からお出かけ。
行き先は「衫林溪」。沙鹿から高速道路3号線で1時間ちょっとでしょうか。高速道路3号線の「竹山」で降りました。
そこから竹山を車で登り海抜1000メートルほど上った所に「溪頭」という観光地があります。
そこに「溪頭自然教育園」という大きい公園があって入場料一人200元も取られます。
僕らが着いた時は閉園まで1時間ちょっとだったので、諦めてさらに山を登った「衫林溪」まで行きました。
ここまで上がると標高1700メートルくらいあるので、涼しいを通り越して寒いです。
でもここまで上がると空気も景色もきれいなので気分が良いですね。
眺めの良い景色を堪能して、山を降りて先ほど通った「溪頭」で夕食。
「溪頭」は現在妖怪村というイベントをしていて多くの観光客で賑わっていました。
でも見た感じどっかのデパートの屋上でやっているイベントみたいな雰囲気でした。
”日本風な妖怪”を売りにしていましたが、「鬼太郎」がいない妖怪村は妖怪村ではありません。
夕方のイベントで天狗さんが大太鼓を叩いていましたが、なんともビミョーでした。
こういうイベントでありがちな高くてまずい料理を堪能して帰路についたとさ。
次回はもっと早い時間に来て自然の中で散歩を楽しみたいと思います。
「溪頭自然教育園」は入場料高いけど入る価値あります。おすすめです。
山道の途中で土石流の残骸を発見。こんな大きい岩がかなり高い所から落ちてきたのだ。自然は雄大だけどとても恐ろしい。
鬼月と妖怪村