先週末家族で清水にある「港區藝術中心=芸術センター」に行って来ました。
ここの施設は良く出来ていて、館内に美術展ができるスペースや、別館で500人くらい収容できるコンサート会場もあります。
園内で散歩をするのも楽しい。
施設内に入るとバイオリンの音が聞こえてきました。
どうやら施設内のイベントブースで音楽会が行われているようです。
掲示板を見ると1人の盲目の方が演奏しているようですね。
驚きました目が見えないのにバイオリンが弾けるんですね。
見事に「きよしこの夜」を弾いています。
それから彼はフルートを持ち始めました。
司会の方が彼はフルートを半年程しか練習していないと言っていてさらに驚き。
押さえる穴が見えないのにたった半年でフルートを吹いてしまうなんて・・・。
フルートでクリスマスソングを3曲ほど演奏して、彼はさらにピアノを使って演奏し始めました。
ピアノの演奏を聞いて分かりました。彼はピアノをメインにいつも練習しているのだと。
見事な指さばきで演奏をしています。
この演奏会は芸術センターのフロアーで演奏しているので、周りに色んな人がいて携帯電話の着信音や子供の鳴き声などが入り乱れている環境で彼は集中して演奏しているのです。
全ての曲を終えると、司会の方から「リクエストをしてもらえれば演奏しますよ」という声。
3人の観客のリクエストを見事に演奏して、僕の彼女が僕のために「日本の曲はできるの?」と聞いたら、即興で「涙そうそう」を弾いてくれた!
僕は感動して最後に一緒に撮影してもらいました。
司会の方と話をしていて彼の経歴を聞かせてもらえたのでここで説明したいと思います。
彼の名前は「呂文貴」。1984年屏東県で生まれたパイワン族です。
生まれつき目が見えなく、知能の発達も遅かった文貴は7歳の時に台中大雅にある盲学校に入学。
入学当時は言葉を2,3種類しか話すことが出来ませんでした。
そんな文貴ですが、12歳になったある日、先生が文貴に電子ピアノを触らせたことで彼の才能が開花します。聞いた曲をすぐにピアノで弾いてしまったのです。どうやら彼は「絶対音感」を持っていたようです。文貴の才能を見出した先生はそれから彼に音楽を教え始めました。彼はピアノ以外の楽器にも興味を持ち、各楽器を使用して聞いたことがある曲を即興で演奏してしまったのです。
文貴は現在29歳ですが、知能は15歳くらいだそうです。
一緒に写真を撮ってもらっている時に彼とちょっと話をしたのですが、僕が日本人だと分かると「日本は雪が降っているの?」「僕は北海道に行ってみたいんだ」と話をしてました。
彼は音楽以外にも夢があって、コックさんになりたいと言います。なぜならコックさんになれば美味しい料理をみんなに食べてもらうことができるからだそうです。またコーヒーが好きな彼はコーヒーの淹れ方を勉強して、みんなに美味しいコーヒーを飲んでもらいたいと言っていました。
今度彼がいる盲学校で何かイベントがあれば、ウチの天使も連れて交流できれば良いなあと思いました。素晴らしい音楽の才能を持った彼との出会い。神様からのちょっと早いクリスマスプレゼントを頂きました。上個週末我帶家人去清水的港區藝術中心,藝術中心裡有很多展覽室,這裡通常舉行美術展,這裡的演藝廳可舉辦音樂會。
園裡的設計也不錯。
我們進去藝術中心時聽到小提琴的聲音,在大廳舉行音樂會。
看板上介紹一個音樂家,他是一個盲人的音樂家「呂文貴」。
聽他演奏的聲音使我驚訝,因為他的演奏和一般音樂家的程度。
接下來他換樂器,吹長笛演奏聖誕節的歌曲,主持人解釋他開始學長笛只有半年而已,真厲害!
雖然他看不到長笛的孔,但他吹得很順利。
吹長笛演奏三首聖誕歌曲後,他又換樂器,他開始用鋼琴演奏。
我一聽就知道他通常用鋼琴練習,他的鋼琴演奏很精彩,如果有人只聽他的鋼琴演奏,不會相信他是盲人。
其實那天他演奏的環境不太好,因為會場是藝術中心的大廳,很多人經過大廳,在音樂會中我常聽噪音,比如人家的聲音,小朋友的哭聲和手機的聲音等,但他不管有什麼噪音一直專心演奏。
所有的歌曲都演完後,主持人向大家說「有沒有想聽的歌曲?」,我女友問主持人「他會不會演日本歌曲?」,他聽我女友的話就演「淚光閃閃」。
他的演奏使我感動,最後我們一起合照。
音樂會結束後,我們和主持人聊天,她是盲人學校的人員,她與我們說明音樂家「呂文貴」的故事。
音樂家「呂文貴」是1984年在屏東縣出生,文貴是排灣族,他是天生盲人,另外智商也有問題,他7歲的時候進去台中大雅的盲人學校,那時候他只會講兩三句話而已。
他12歲那年在不經意的狀況下摸到電子琴,他將所聽過的歌曲完整彈奏出來,令老師相當訝異,之後便開始教導他,音樂之路也在當時展開,文貴擁有不凡的音樂天賦,歌曲只要聽過幾次,就能夠使用不同的樂器演奏出來。
文貴今年29歲,但他的智力年齡是15歲左右,我們合照時,我與他聊天,他問我「現在日本會下雪嗎?」「我很想去北海道」。
他音樂之外有夢想,他想當廚師,因為當廚師可以煮好吃的菜給大家吃,還有文貴喜歡喝咖啡,他想學泡咖啡,有一天他想學好泡咖啡分享給大家喝。
因為我們家的小孩也有身障,我想他的學校有節目活動時,我想帶小孩去找他交流最好,其實還沒到聖誕節,但我們已經收到蠻不錯的聖誕禮物。
素敵なクリスマスコンサート:盲目の音楽家「呂貴文」