毎週日曜日に投稿している、「ちょっとした中国語」コーナーです。
今回も題材は「夢をかなえるゾウ=夢象成真」です。
前回までのあらすじ:
インドの神様「ガネーシャ」から成功の秘訣を教えてもらった主人公。前回は「募金をする」ことの重要さを教えてくれました。今回はどんな秘訣を教えてくれるのでしょうか。
レッスン4「夢をかなえるゾウ」“食事を腹八分におさえる”
早速コンビニで募金したことを報告する主人公。人のためにする行為がこんなに気持ちが良いなんて思わなかったと言う。
しかし朝食の時間。主人公がガネーシャに目玉焼きを渡したら、いきなりガネーシャが激怒!
フレーズ1
P44「今までワシが教えたことは全部忘れてもええから、このことだけは覚えときや。目玉焼きとベーコン。」
「你可以忘記所有我教過你的事情,但是這一點千萬要記住・・荷包蛋和培根」
忘記=忘れる
教過=教えた
這一點=このこと
千萬=くれぐれも
記住=覚える
荷包蛋=目玉焼き
培根=ベーコン
何をそんなに怒っているのかわかりませんが、とにかくベーコンがなかったのがいけなかったようです。
フレーズ2
P46「基本的に自分ら食い過ぎやねん。食い過ぎると体に悪いし、眠なるし、集中力下がるし。」
「基本上你們吃太多了。吃太多對身體不好,會讓人想睡覺,而且集中力會降下。」
吃太多=食べ過ぎ
對=~に対して
讓人=人にさせる
而且=なおかつ
會=前文の行動によって、後文の結果を引き起こす時に後文の動詞の前に置く
食べ過ぎによって色々とマイナスな効果があることを告げられます。
フレーズ3
「『一切ノ疾病ハ宿食を本トス』。『宿食』ちゅうのは食いすぎのことでな、食いすぎがいろいろな病を引き起こすいう教えなんやで」
「『一切的疾病都歸咎於胃中不消化的食物。』『胃中不消化的食物』指的就是吃太多。這句話告訴我們,吃太多會引起各種疾病」
一切=すべて
歸咎=〜のせいにする
於=在と同じ
指=〜を指す
就是=それは(強調)
這句話=この言葉
告訴=言う
引起=引き起こす
『一切ノ疾病ハ宿食を本トス』は釈迦の言葉として有名ですね。「宿食」は食べ過ぎの事で、自分も気をつけなければと常日頃思っています。
フレーズ4
P47「腹八分はささいなことに見えるかも分からんけど、これ、今日からずっとやってみ。食べたいと思ても腹八分で必ずおさえるんや。そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで」
「或許吃八分飽看起來是件微不足道的小事,但你從今天開始持續試試看,就算還想吃,也一定要在八分飽的時候節制。這麼做下去,等到你對於自我控制樂在其中之後,生活就會漸漸改變」
或許=もしかしたら=如果
八分飽=腹八分
微不足道=些細なこと、本当に小さい事
持續=続ける
節制=制限する
做下去=し続ける
自我=自分
控制=コントロールする
樂在其中=些細なこと、小さいこと
漸漸=逐漸=慢慢=少しずつ
自分のため、健康のため、そして自分をコントロールする習慣を身につけるためにガネーシャは「腹八分」を薦めているんですね。僕も心掛けたいな。
以上レッスン4でした。今回は「食事を腹八分におさえる」ことを学びました。ちょっと難しい表現があり、成語もいくつか出て来ましたが、どれもみな日常で使われたり、書かれたりして用いられている表現ばかりなんです。日本語訳と一緒に覚えてしまいましょう!
それでは良い週末を。また来週。
レッスン3 “募金する”
レッスン2 “靴をみがく”
レッスン1 プロローグ
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日曜日のちょっとした中国語「日本の本が中国語(繁体字)に翻訳されるとどうなる?」Vol.4