人とのつながり

七夕と浴衣と小鳥

先週Facebook上でなじみの自転車屋さんでビール大会開催の文字を発見。そういえば龍井に引っ越してから老闆(店主)に会ってないなと思い顔を出すことに。
開催日の土曜日はちょうど7月7日で七夕である。
僕はちょっと考えてからあるアイデアをひらめいた。
今年2月末に帰国した時に彼女と天使(彼女の娘)にお土産として浴衣を買って帰ったのである。
浴衣を彼女に渡したら、
彼女:「これどうやって着るの?」
僕:「着た事ないからYoutubeで調べてよ」
彼女:「分かった!」
それ以来二着の浴衣は誰にも着られないまま部屋の奥で眠ってましたとさ.........
そんな悲しいお話を思い出して、これは一芝居打つ必要があるなと思いプランを練ってみた。
七夕当日、彼女にまず日本の七夕の雰囲気を知ってもらうために近所の竹やぶに潜入。
もちろん笹など無いので、細めの竹を選んで大きめのハサミで切って(竹さんごめんなさい)帰宅。
持って帰ってきた竹を見た彼女が「一体何をしてるの?」と聞いてきたので日本の七夕についての習慣を説明。そしてここからが今回の本題。
僕:「日本では七夕だと多くの女性が浴衣を着るんだよ」と説明。
彼女:「そうなんだ!」
そしてパソコンで日本各地で行われている七夕祭りの写真を見せる。(大きいイベントだと写真の雰囲気を良くするために浴衣を着た女性と一緒に撮影している)
その写真を見た彼女は
彼女:「これは大変!急いで浴衣の着方を研究しないと!」
二人でYoutubeの動画を見て研究。そして彼女が
彼女:「なんとかなりそうだけど、髪はどうしよう?」
僕:「いつも世話になっている美容院でセットしてもらおう」
それからすぐに出発してなじみの美容院へ。
彼女の友達である美容院の女将さんに浴衣の着付けの動画を見てもらって着させてもらった。
この女将さんはとても才能がある方で動画を一度見ただけですぐに理解して浴衣の着方と帯の結び方を覚えてしまったのだ。
そして彼女の髪型を整えてもらってから、天使の髪型もセットしてもらい着させてもらった。
浴衣1
老板ついに本ブログ初登場!
浴衣2
動画を一度見ただけですぐに結んでくれたのだ。すごい!
浴衣3
天使も一緒に浴衣を着た。
そして食料とビールを買い込んで自転車屋さんに。
少し遅刻したけど無事にお店に着いたのでホッとした。
店の中では馴染みのメンバーがビール片手に盛り上がっていた。
彼女が忙しくて自由な時間が取れない中、強引に時間を作って今回僕の知り合いに彼女たちを紹介できたことが一番の収穫だ。
普段Facebook上で色々とみんなの生活状況を覗けるけど、こうやって実際に顔を合わせて触れ合う事はとても大事。特に僕は台中市内から飛び出してしまったので今の状況をみんなに知ってもらうには今回はいい機会だったと思う。
今回は彼女達の他に小さい家族(小鳥)を紹介できたのでよかった。生後一ヶ月ちょっとの小鳥もみんなに可愛がってもらえて喜んでいたと思う。また次回があれば日本の文化を彼女達に紹介しながら色々楽しんでいければいいなと思った。
結局竹は彼女のお店に持ち込み、若いスタッフと一緒に七夕に願い事を書いた短冊をつけて日本流の七夕を共に楽しんだ。
浴衣4
みんなが幸せに暮らせますように。
その日は一日中天気が良かったので天の川で彦星と織姫も仲良くしていたと思う。
※台湾では旧暦の七夕があるが、日本のような過ごし方ではなくてバレンタインデーのような恋人達が楽しむ日になっている。
浴衣5
運転中に肩に乗ってきた!

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