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シャガールを見て愛を知る

土曜日は朝から美術館に行ってシャガールを見てきました。
せっかくの週末なのに朝から雨。こんな日はゆっくり絵を見てぜいたくな時間を過ごすのも悪くない。
シャガール1
9時前に着いて一番乗りで入場。雨が降っているので思ったより人が少なくてよかった。今回のメインの絵は台湾100周年に関連して「誕生日」という作品が中心になって展示されています。
今回展示されている絵は大体が日本から運ばれて台北の故宮美術館で展示会が行われ、その後台中に運ばれてきました。
人が少なかったおかげでゆっくりすべての作品を見て周れました。
今回なにも予備知識を持たずに行ったので作者がどの様な事を感じて書いたとか何歳の時に何が起こってこの作品に影響を与えたとかは分からなかったけど、ただ単純にどの作品も色の使い方がきれいで素晴らしかった。
それに今回展示された絵のほとんどに男女が描かれていて、お互いしっかり抱き合っている絵が多かった。結婚式で花婿が花嫁を熱く抱擁したり、恋人たちがパリのエッフェル塔が見える窓際に座り仲良く肩を並べて愛を語っている絵などからは愛がとても感じられました。
まるでシャガールが男と女はこう愛するべきだと諭しているかのよう。
僕が今回一番気に入ったのは「婚約者」という作品で男性(他の絵では男性は結構地味に書かれているのですがこの男性はしっかり描かれていた)がフィアンセであろう白いウエディングを着た女性を力強くまた情熱的に抱いている絵です。
大きい絵で何号あるのかわかりませんがとても迫力があり、油絵ならではの厚みのある素晴らしい絵でした。
会場から出てしまうのが惜しくて何回もこの絵を見て目に焼きつかせてから外に出ました。
せっかくなのでお土産コーナーで「婚約者」のポスターを購入。
我が家でも名画がいつでも鑑賞できるのです。
シャガール2

シャガール3
何も無い白い壁が美術館に変わった!
シャガール4
僕もこんな風に愛する人を抱きしめられれば・・・と夢見ています。
絵を見るなんて台湾では初めてでとても楽しかった。これからも機会があれば足を運んで芸術を堪能できたら生活がもっと色鮮やかになるのではないかと少し心が躍った土曜日でした。

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