帰国日記

自転車ガチ勝負!「競輪」を見てきた

現在僕は自転車パーツメーカーに勤めています。工場は台中工業地区の中にあります。
ウチの会社はこの間幕張メッセで行われた「サイクルモード」に出展しました。

会社が製造する製品に競輪用のパーツ(NJS認定)があるので、毎年何人かの競輪選手を会場で見かけます。
皆さんすごい体をしていて、男である僕でも見とれてしまう体つきをしています。
今まで競輪を見に行った事もないし、「ピスト」と呼ばれる自転車に乗ったこともありません。
ならば行って実際見てみようと思い今回行って来ました。
東京にある実家から一番近い競輪所は「松戸競輪場」です。
常磐線北松戸駅から歩いて3分くらいでしょうか。

この日は夕方からの開催でした。空には真っ赤な夕日が。

松戸競輪場に到着。入場するには100円硬貨1枚をゲートに入れて入場します。


この日の出走表を手に取ります。出走表と鉛筆は無料です。

皆さん真剣な眼差しでモニターを眺めています。


車券の購入や払い戻しは全て機械でできます。

中に入って競技場(バンク)が見えました。
実はここで警備員さんから撮影してはいけないと言われてしまったのです。競技場の外では言われなかったのですが、中ではどうやら撮影禁止だそうです。

それでは実際に車券を購入したいと思います。マークシートに買いたい番号を塗りつぶしていきます。

試しに地元千葉の選手がらみで300円分を購入。
1-7,5-7,7-8を各100円ずつ。


さて結果は?


「1-6-7」でした。外れてしまいました。ワイドなら的中だったんですけどね。
ちなみに僕が応援していた千葉の選手はなんと52歳!それでも入賞できるんですね。このレースにもう1人52歳の選手がいたのですが、このガチンコ勝負の世界でこの歳まで現役で走っているのに驚きました。
なぜ高齢選手が勝てるのか?
何故高齢な選手が入賞できるのでしょうか?その答えは出走表の中に書いてあります。出走表には選手の「パーソナルデータ」が書いてあります。
パーソナルデータには選手が所属する競輪場、年齢、出身地、競輪学校の期生年などが細かく書いてあります。

選手たちは試合中に「ライン」を組んで走ります。ラインとは繋がりの事。
ラインは選手達の「密接度」を表しています。例えば
同じ競輪場の仲間>同じ県>同じ地区>隣接地区(北海道と東北の選手など)

上記の関係で選手達は一緒に走り、仲間が勝ちやすい様に試合を仕掛け合っていくのです。
また上下関係などで譲り合うこともあるので、今回のように高齢の選手でも入賞する事が可能なのです。
もう日が暮れて温度がグングンと下がってきたので帰ることにしました。
競技場外では一杯やっている人がいました。屋台のおでんが美味しそうでした。

帰り際、有名人や女性選手を起用したポスターを見かけました。


競輪も頑張って一般の人にアピールしているようですが、見たところあまり一般の方には受け入れがたい部分を今回感じました。
競輪ここを変えてほしい!
●競技場内の撮影禁止(ファンを拡大するために開放してほしい。場所によってできる所があるらしいですが・・・)
●観戦者の平均年齢が異様に高い。(見たところ50歳以上の男性がほとんど。女性は入りにくいと思います)
●レース直後の罵声がひどい(松戸でこれだから地方だったら・・・)
挙げたらキリがないのでこのくらいに。今年の「サイクルモード東京」でも競輪は出展していませんでした。(去年までは出展していた)
ファン層を拡大するためにもっと大胆にアピールしてほしい。
選手は日々真剣勝負をしているので、もっとたくさんの方に来てもらいレースを見てもらいたいと思いました。
次回帰国時は違う競輪場に行ってみようと思います。
松戸競輪場
千葉県松戸市上本郷594
047−362−2181
[map addr=“千葉県松戸市上本郷594 " width="100%" height="300px”]我現在從事製造自行車零件公司,公司在台中工業區裡,我公司上個月參加日本東京的自行車展。

我公司製造「競輪」專用的零件(NJS=日本自転車振興会認定產品),因此每年一些競輪選手來我公司攤位,他們的身材都很強壯,我很羨慕他們的身材。
我從來沒有去看過「競輪」,而且向來沒有騎過「競輪單速車=PISTO」,所以我這次去競輪場看競輪賽。
離我東京的老家最近的競輪場是千葉縣的「松戶競輪場」,去上JR常磐線到「北松戶火車站」。

那天的競輪賽是從傍晚開始,天空上看到美麗的夕陽。

到了「松戶競輪場」,將100日圓硬幣投入機器就可進去裡面。


我拿到那天的「出走表」與鉛筆,都是免費提供。

很多人專心看螢幕上的選手與選手資訊。


使用自動發票機可買「車票」或把中獎的車票可換錢。

我進去競輪場裡用相機拍照時,保全的歐吉桑(日本的保全人員幾乎都是高齡的)和我說「這裡不准拍照」,這句話使我驚訝,因為從門口經過發票區到這裡的路程上沒有人說「不准拍照」,真奇怪!

我試圖買車票,用鉛筆寫自己想買的車票。

我邊看出走表邊猜哪個選手會騎得快不快,我決定以當地的選手(千葉)為主,我買了1-7,5-7,7-8各100日圓。


比賽的結果如何?


結果「1-6-7」,沒有中獎!可惜我支持的選手第3名,我這次支持的千葉7號的選手是52歲,大部份的選手是20~30歲之中,52歲的選手還天天參加比賽不簡單!
為何高年齡選手得到第3名?
為什麼高齡的選手可獲得第3名?答案在「出走表」裡面有寫,出走表裡有寫著「各選手的資訊」
選手資訊表示各選手的所屬地域,年齡,身分地,競輪學校的年號(何時畢業等)寫的很仔細。

選手們在比賽中做成LINE=陪著騎車,LINE表示選手們的「密切度」,比如兩個千葉所屬的選手們在比賽中雙方(前輩與後輩)陪著騎車,後輩故意騎在先輩的前面,在最後一圈時,後輩讓前輩先走衝刺,這樣前輩的勝率比其他選手較高。
競輪選手的關係就是這樣
同樣所屬競輪場>同樣縣>同樣地區>鄰接地區(比如北海道與東北地區)

其實有實力的選手較容易會贏,但一些選手經過上面解釋的人際關係也會贏,這是競輪賽的有趣的部分之一。
夕陽後外面的溫度逐漸變低,我離開賽車場走到園裡的餐廳區看到一些歐吉桑喝酒,他們吃的關東煮看起來很好吃。

在競輪場門口看到競輪的海報,由有名的女優或女生競輪選手做海報。


雖然競輪把競輪的魅力對一般人努力推廣,但我這次看競輪的感覺是負面的地方較多。
日本競輪目前的問題點
* 一般人來說,競輪不是運動比賽,是「賭博」的地方
* 在競輪賽場不准拍照,不能拍比賽與選手的片,這樣競輪迷在哪裡能拍選手?
* 來這裡看比賽的人都是年齡50歲以上的歐吉桑,這樣年輕的女生怎麼想進去?
* 比賽剛結束時,沒中獎的歐吉桑都喊罵髒話,聽到他們的髒話使我不愉快
為了讓一般人了解競輪的魅力,競輪需要不斷的努力繼續推廣,因為我參加的這兩年都看到他們的攤位,但今年的「東京自行車展」競輪沒有出展。
競輪選手在全日本的競輪場(總共44個)跑來跑去參加比賽,我希望將來民眾要了解競輪的有趣,不管男女老少都可輕鬆去競輪場看競輪賽。
下次有機會我想去別的競輪場,再分享給大家。
松戸競輪場
千葉縣松戸市上本郷594
047−362−2181
[map addr=“千葉県松戸市上本郷594 " width="100%" height="300px”]

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