台中生活

台湾の「個人資料保護法」とはなんぞや。

みなさんこんにちは。
最近、台湾は物価が上がってきました。市場で売っているお野菜からお弁当など日々買っているモノの値が上がってます。街を歩くと「値上げしました」の張り紙をしているお店を見かけるようになりました。収入は増えずに消費は増える。うまく節約していかないとまずいですね。
今月の初めに不審な電話を受けたことから今回の話は始まります。
9月初めのある夜、僕の携帯に非通知の電話がかかってきました。
「你是大沼先生嗎?=大沼さんでしょうか?」と若い男性が中国語で僕の名前を聞いてきました。非通知の電話で僕の名前を呼ばれたので気味が悪く、相手先を聞いたら台北にある「世◯大学」の「調查中心=調査センター」のSさんと名乗ってきました。
その「世◯大学調査センター」のSさんは「台湾に住む外国籍の人」に向けてアンケートをお願いしていると早口の中国語で説明してきました。そしてアンケート用紙を送りたいので、メールアドレスを教えて欲しいと言うのです。
夜7時に公的の機関が電話をしてくるだろうか?僕は以前に「LINE」のアカウントを乗っ取られた友人の名前で「電話番号」を聞かれたので教えてしまったことがあるので、これもその類だと思いました。
でもなぜ電話先の彼は僕の電話番号と名前を知っているのだろうか?僕はこれ以上彼に個人情報を知ってもらうのはまずいと思い、そのアンケート用紙は勤めている会社宛にFAXで送って欲しいと言いました。それでも彼はしきりに僕のメールアドレスを聞いてきます。彼には彼のやり方があるそうです。
かなり怪しくなってきたので、僕はFAX以外の方法では受けられないと言い切りました。個人で引き受けるより会社の人にも見てもらった方が良いと思ったからです。
そして翌日、A4サイズのアンケート用紙が10枚会社に送られてきました。

会社の上司からは引き受けないほうが良いと言われました。一度受けると今後何度も連絡が来るようになるからということです。
そして翌日またSさんから電話が来てアンケートを早く提出してくれと言われました。こちらからまだ「引き受ける」と言っていないのに。
なんかとても面倒な事になってきたので、帰宅後彼女(台湾人)に相談しました。彼女は僕に代わってそのSさんに電話してこんな怪しいアンケートは受けられないと言ってくれたのです。
なぜ彼は僕の「氏名」「電話番号」「勤務先」などを知っていたのでしょうか?台湾では外国籍の個人情報は簡単に他の機関に渡してしまうのでしょうか?僕は疑問に思い、外国人の個人情報を管理している「台中移民署」に電話して聞いてみました。
移民署の担当者に今回の事情を話して、なぜ移民署で管理している個人の情報を大学の調査センターに渡してしまうのか?そして見知らぬ人から突然電話がかかってきて、名前を呼ばれ、怪しいアンケートを受けなくてはならないのか?台湾では外国人の人権はないのか?を聞きました。
担当の方はそのアンケートを見て確認したいと言ってきたので翌日FAXをしました。
それから2週間後。移民署から公文書が送られてきました。

僕の中国語レベルではその公文書の内容はとても難しく、また帰宅後に彼女に見てもらい内容を教えてもらいました。内容は簡単に書くと
『移民署は法律(個人資料保護法第16条第2款、第5款、第6款)に基づき外国人の調査を(調査センターに)委託するため個人の資料を提供しました。大学のアンケート調査の方法は法律に沿って行動していましたが、このような方法での調査は正しくないと判断したため、大学に注意し、こういう方法での調査と個人資料使用の停止を言い渡しました。この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。』
という内容でした。
公文書内容は「移民署は悪くない」と強調しておいて大学側の落ち度をアピールしています。
これで台湾では外国人の個人資料はかなり他の機関にも流れていることがわかりました。大学生でも簡単に見ることができる個人資料。「個人資料保護法」とはなんぞや。
これは今回の話とは関係ないことですが、僕は毎年この時期に居留証(就労ビザ)を更新しています。ここ5年間、1年有効のビザしかもらえず毎年更新しているのですが、今年はなんと2年間のビザを取得することができました。ひょっとしたら移民署からの「気持ち」が入っているのでしょうか?ちょっと考えすぎですかねぇ。大家好
最近台灣的物價都漲了,在菜市場的蔬果與肉類,商店的東西和便當的價格都漲了,我逛街時常看到「調價」的兩個字,收入不變,但消費愈來愈高,怎麼辦?怎麼省錢才好呢?
9月初晚上我接到一個電話,在手機螢幕上表示「非通知」。
年輕的男生問我「你是大沼先生嗎?」,因為我不認識他,我就問他「你是誰?」,他說「我是台北的世◯大學調查中心」。
「世◯大學調查中心」的S先生用中文和我解釋,他辦理「外籍人士國際生活環境滿意度調查」,為了問卷資料寄給我,他問我我的email地址。
國家機關為什麼這麼晚時間打電話過來呢?以前我的朋友被偷「LINE」帳號,帳號偷的人在「LINE」上問我我的個人資料,我想起來這件事情,我覺得這次電話也和「LINE」事情一樣。
但他為什麼知道我的「名稱」和「電話號碼」?我懷疑他這種資料從哪裡拿來的?
我和他說「我不敢接受你的問卷方法」,「因為我不認識你」,「你可把問卷資料傳給我公司」。
我問他知不知道我公司在哪裡?,他知道我公司名,他到底我的個人資料從哪裡哪來的!
隔天公司的傳真機收到A4十張的問卷,都寫日文的問卷,但都寫的奇奇怪怪的,他們真的國家機關嗎?

我的上司看到問卷資料說「你不要接這種問卷,以後越來越麻煩」。
收到問卷的隔天,「世◯大學調查中心」的S先生打電話給我「你寫好了嗎?」,我還沒和他說「我接受問卷」。
我到底怎麼處理才好?我回家後和我女友(台灣人)商量怎麼處理才好,她說我不要接這種奇怪的問卷,她幫我打給S先生拒絕問卷。
我一直懷疑他為什麼知道我的個人資料,台灣的移民署將外籍人的個人資訊隨便給調查中心嗎?我想知道移民署將外籍人個人資料怎麼保管,我打給「台中移民署」。
我和移民署人員解釋這次發生的事情,說明後一直問他「移民署為什麼把個人資料隨便提供別的機關?」「如果你突然接到這種電話怎麼辦?」「如果打電話過來的陌生人都知道你的個人資料的話,你覺得如何?」「為什麼我要接這種奇怪的問卷?」。
移民署的人員說先了解問卷的內容,因此我隔天把問卷資料傳給移民署。
兩個星期後一封公文書寄來。

對我的中文程度而言,公文書的內容太難了,我回家給我女友看,她幫我說明公文書寫什麼,
簡單說『移民署按照法律(個人資料保護法第16条第2款、第5款、第6款)把個人資料提供調查中心,但調查中心的調查方法違反個人資料保護法規定,讓調查中心主動停止處理或利用個人資料』
在公文書裡移民署強調說「我們沒有錯」,「違反」就是調查中心,但是在台灣保管外籍人資料是移民署,我覺得移民署也有錯,他們沒有好好把握調查中心的外籍人資料的用法。
我不知道在台灣還有幾個機關有我們外籍人的個人資料,台灣的「個人資料保護法」沒有保護我們,那麼誰保護我們呢?
每年秋天我要更新我的居留證(工作許可証),每年台灣政府給我一年的居留證,所以每年要去移民署申請更新,但今年移民署給我「兩年」的居留證,這幾年都不能申請兩年以上的工作許可証,為什麼今年可申請呢?和這次事情有關係嗎?我想太多了嗎?

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