台中生活情報

小学校に通ってます

先月から近所にある小学校に通って中国語を勉強しています。
インターネット上で台湾の小学校で夜、外人向けに授業をしていることを知りました。授業内容は各学校で違うみたいで、僕が通っている学校は毎週火曜日と木曜日に2時間ほど授業があります。
クラスが各教室で分かれていて、外国籍の子供が2クラス、外国籍の大人、台湾人の大人で分かれています。
僕が今使っている教科書は小学校低学年用で文法は簡単ですが、出てくる単語と成語は結構難しく、以前通っていた東海大学の教科書より難しい表現もありました。
中国語は話し言葉と書き言葉では違ってくるので、小学校の教科書でも普段使わない単語が出てくるので語彙を広めるにはいい教材だと思います。
クラスメートはイギリス、ペルー、ベトナム、カンボジア、インドネシアなど国際色豊かな方達ばかりです。
特に外籍新娘の若いお母さんは中国語がとても流暢です。中には台湾語もペラペラな方もいて、勉強しなくてもいいんじゃないのかなって思ってしまう程。
そんな彼女達ですが、漢字の読み書きができないみたいです。読めるのは注音符号だけみたいです。僕は日本人なので漢字をイメージして中国語というものをとらえているのですが、彼女達は単純に音から中国語をとらえているので、読み書きができなくても流暢に話すことができるんですね。
中国語は同音異語がとても多いので、音から判断して聞き分けるのはすごいというしかありません。やはり言葉は環境ですよね。僕も工夫してそういった環境を作っていくしかないと思います。
完全無料の授業なので、授業の雰囲気がちょっとまったりするのは仕方がないところですが・・・。みんなの出席率もあまりよくないので毎回同じメンバー(3名)で授業が行われています。
そんな環境でも先生は素晴らしい方で、とても親切で熱心に教えてくれます。この間は僕が書いた長い文章を時間をかけて丁寧に直してくれて、とても感動しました。
この間授業中に家族の話題になり、僕の家族構成や生活内容について先生に話をしたら、「あなたの授業中の言動を見て、今までどの様に生活してきたのかが、手に取る様に分かる。態度や言葉に人柄が出ている。」と言われ、さらに「あなたのお父さんとお母さんの教育がよかったのね」と言ってくれました。
台湾に来て4年半、色々試行錯誤を繰り返して生活してきました。自分の今までの生活が正しかったのか、間違っていたのか、自分ではあまり分かりませんが、先生がおっしゃってくれた言葉を聞いて今まで自分が歩んで来た道が間違ってなかったんだと思えるようになりました。思わず胸が熱くなり、台湾に来てよかったと実感しました。
たまに用事があり学校に行けないこともありますが、出来る限り通い続けたいなと思ってます。家から歩いて3分のところにこんな素敵な場所があるなんて思いもよらなかったです。
いつも思うのですが、いろんな人達に出会い、そして支えられているなと思います。だから台湾に住み続けてしまうんだと思います。
教科書

-台中生活情報